「アンセル・アダムズの写真術The PRINT」
あまりに有名な本で、プリントから額装まで、サイズから色から何から何まで、みっちりきめ細かく説明してあります。
ただ、当時の最新の技術であるという認識で読まないといけない部分が多いかもしれません。どうやら、いまではティシュを使ったプレスマウントの保存性には疑問をもつ方も多いらしく、プレスマシン自体非常に高価ということもあり、主流ではなさそうです。
というか、いまだに本当に数百年単位の保存性を得るためにどういうやり方が良いか結論が出ていなくて、とりあえずブックマウントにしておいて、将来どうにでもできるように先延ばしというか、技術の確立を待っているような状態なのかもしれません。
むしろ、はるかに昔にアンセルアダムスが勇気を持って、作品はこうあるべきという結論を出していたのはすごいことです。アンセルアダムスが写真が他の美術品と並ぶ価値を持つためにどうあるべきかを考えて達したオリジナルプリントの一つの形なのだと思うと、その緻密さには頭が下がるものがあります。
いずれにせよ、良いプリントをつくろうと思ったら、ここまでやらなきゃいけないんだなぁって思わせてくれた本で、ファインプリントをやろうと思ったら手元においておきたい重要な本と思いました。
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