書籍

2009/04/05

現代カメラ新書「適正露出への挑戦」

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OM-4が出た頃に執筆されたらしく、当時画期的だったマルチスポットについて、かなり詳しく解説してくれているので、私のようなOMオーナーにはうってつけの本なのだけど、あまり見かけない本。

トーンリプロダクションからゾーンシステムまでの経緯が一挙にわかるという点で、めずらしいというかよくまとまっています。

NIKONやMINOLTAとの比較の中で、AF時代直前の本当のカメラ同士の戦いはすさまじかったなぁ・・・と思えます。

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2009/03/08

「アンセル・アダムズの写真術The PRINT」

あまりに有名な本で、プリントから額装まで、サイズから色から何から何まで、みっちりきめ細かく説明してあります。

ただ、当時の最新の技術であるという認識で読まないといけない部分が多いかもしれません。どうやら、いまではティシュを使ったプレスマウントの保存性には疑問をもつ方も多いらしく、プレスマシン自体非常に高価ということもあり、主流ではなさそうです。

というか、いまだに本当に数百年単位の保存性を得るためにどういうやり方が良いか結論が出ていなくて、とりあえずブックマウントにしておいて、将来どうにでもできるように先延ばしというか、技術の確立を待っているような状態なのかもしれません。

むしろ、はるかに昔にアンセルアダムスが勇気を持って、作品はこうあるべきという結論を出していたのはすごいことです。アンセルアダムスが写真が他の美術品と並ぶ価値を持つためにどうあるべきかを考えて達したオリジナルプリントの一つの形なのだと思うと、その緻密さには頭が下がるものがあります。

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いずれにせよ、良いプリントをつくろうと思ったら、ここまでやらなきゃいけないんだなぁって思わせてくれた本で、ファインプリントをやろうと思ったら手元においておきたい重要な本と思いました。

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2009/03/01

『ファインプリントテクニック』 写真工業別冊

材料、露出、現像、フィルム、特殊フィルム、アーカイバル処理、密着、引伸機、印画紙、ディスプレー用の仕上げ、展示環境、保管条件、資料データなど、モノクロファインプリントに関わる項目が網羅されている存在感の大きい本で、バイブルみたいなものです。

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1992年の発行なのでかれこれ17年前の本ですが、このころから数年間が銀塩プリントの技術的なピークだったのかもしれません。この本の中に登場してくるモノクロフィルムの多くが製造中止になってるのは仕方ないです。

『古典的プリント』としてさまざまな手法が紹介されていますがどれもすばらしいです。

現在のモノクロプリントが古典的プリントのひとつになっていくのかな?
でもそれも決して悪くないなあと思ったです。

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2009/02/21

「モノクロプリント」 サンダー平山

モノクロプリント -サンダー平山の現像・引き伸ばしテクニック- 学研

最近は初心者向けのモノクロプリント本が少ないので、これはかなり新しい部類かも。ひととおりのことをすべて網羅しているし、きれいな絵が使われていて、わかりやすいので聞かれるとこれを言ってます。

特に焼きこみの例題写真なんかはとても美しいし、ひとつの目標でもあります。ちょっとサンダーさんのイメージとは違ってまじめに作られていて驚きです。

でも、ところどころ謎も。

たとえば、いまどきバライタ紙のフェロがけを推奨する方はあまりみかけないのだけど・・・。

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2009/02/20

「黒白写真現像プリントWorkbook」

古い本なのだけど、フジフィルムの考え方が少しでもわかるかもしれないと、黒白写真現像プリントWorkbook(フジフォトサロン1980年)を入手しました。

フィルムや印画紙のデータシートなどに比べて詳しいとは思えないけど、現像・プリント作法の理由はけっこう丁寧に解説してありました。

たとえばデータシートではさらっと二浴定着を推奨しているのに対して、この本では二浴定着を具体的に図解したうえでその理由も解説している。そんな違いがけっこうありがたかったりします。

そのまた裏の理由が、フジフィックスが硬膜定着剤だからなのかどうかはよくわからなかったですが。

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